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耳のお手入れ

症状からわかる耳の病気

内耳炎、中耳炎、前提障害、腫瘍

 

耳のトラブル

耳血腫

外耳炎など、耳に異常のある犬が、かゆみのために耳を掻きすぎたり、頭を強く振ったりすることで耳介の血管が切れてしまい、耳たぶの皮膚と軟骨の間に血液や液体がたまって起こります。
異物が入ったり、耳をぶつけたり、自己免疫疾患も原因と思われます。多くの場合、耳介の内側が赤く腫れ、熱を持ち、痛みが伴います。

治療

患部を切開してたまった血液を取り除きます。再発することもあり、治療後は耳が変形することもあります。

耳ヒゼンダニという肉眼では見えない微細なダニが、犬の耳道内に寄生することにより起こります。ひどいかゆみを伴うので、犬はしきりに頭を振ったり、耳を掻くようなしぐさを見せ、黒い耳垢がたくさん出ます。

治療

一般的にはダニの駆除薬を用います。耳の中に薬を塗ったり、投薬や注射を使うこともあります。ただし駆除薬はダニの卵には効かないので、1週間くらいづつ間隔をあけて数回、検査、投薬が必要です。また、このダニはほかの犬猫に感染しやすいので、多頭飼いをしている場合は注意が必要です。
耳洗浄薬

マラセチア感染症

犬の耳道には、マラセチアという真菌が常在しています。通常、病原性はありませんが、耳道の温度の上昇や細菌の感染などで炎症が広がると、過剰に増殖をはじめ、激しいかゆみをもたらします。さらにチョコレート色の耳垢が大量に出たり、耳から酸っぱい臭いがすることも多いです。

治療

抗真菌薬を投与したり患部に塗ったりして治療しますが、マラセチアは常在菌のため完全に除去することは難しく、再発したり慢性化することも多いです。→抗真菌薬

外耳炎

犬にごく一般的に起こる、外耳道の炎症です。特に、ゴールデン・レトリバー、ミニュチュア・ダックスなど垂れ耳の犬や、シーズーなどの耳の中に毛の生えている犬、マルチーズやプードルのようにアレルギー性皮膚炎をおこしやすい犬種は、特に注意が必要です。耳道内の通気が悪いと感染や炎症が起きやすく、皮膚の中でも高温多湿の耳道内はかぶれやすく、アレルギー反応が出やすいからです。
なかでもアメリカン・コッカースパニエルは重症になりやすいので、注意が必要です。

原因

外耳道の耳垢に細菌や真菌が繁殖し、炎症を起こす場合が多いです。ほかに、草の葉やシャンプーなどの異物の混入や、耳ヒゼンダニ、マラセチアのような真菌、酵母菌が原因となります。

症状

かゆみがあるので、足で耳を掻いたり、耳を地面にこすり付けたりします。悪化し痛みが出ると、しきりに頭を振ったり、首を傾けたままでいることもあります。耳垢がひどくなり、外耳口が汚れ、悪臭を放ちます。

治療法

症状が同じでも原因は様々なので、原因を突き止め、それに合った治療をすることが大切です。たとえば、真菌が原因であれば細菌に効く抗生物質を使っても効果がありません。ステロイド系の消炎剤を使うと逆に悪化することがあります。ダニが原因の場合は、ダニ駆除薬を使わない限りよくはなりません。アレルギー性皮膚炎が原因の場合は、アレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)を特定し、それを除去しなければなりません。いずれの場合でも外耳炎の治療は、途中でやめるとすぐに元に戻ってしまいます。獣医師の指示を守って根気よく治療を継続しましょう。

予防法

飼い主さんには、愛犬の犬種や体質をよく理解し、季節や飼育環境の変化に敏感な注意力と愛情が求められます。犬は自分で耳の掃除ができません。愛犬とのコミュニケーションとして1週間に一度の耳掃除を習慣づけましょう。犬は耳を触られるのを嫌います。子犬の時は飼い主との上下関係づけのしつけの一環として、一日おき程度の間隔で、指にガーゼをまいて軽く拭き取ることに慣らすことは、一石二鳥の効果があります。→布製指サック、カンシ、洗浄液

耳のお手入れを定期的に行って予防しましょう

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